犬のいる生活いわまつ薬局より

我が家にいる愛すべき娘たち。
シャンディー・ガフ(M.ダックス、5歳)、みいさん(人間、2歳)、カルーア・ミルク(トイプードル、4ヶ月)の三姉妹。

シャンディーとは一緒に愛媛に嫁に来た、いってみれば同士である。
遠く離れた土地で彼女は常に私の側にいてくれて、味方でいてくれるかけがえのない存在。
そしてみいさんを産むとき、何より共存ということに不安を抱え悩んだが、二人はごく自然にお互いの存在を受け入れた。 今では良き遊び相手で、時に喧嘩をし、みいさんの成長と共に二人の間には信頼関係さえ芽生えている。新入りのミルクはまだ見るもの、匂うもの、触れるものすべてが新鮮で、毎日多くの刺激の中でいろんなことを学んでいる。今は家中のタオルを引っ張り出して、引きずり回すのが仕事。ちょっとうるさすぎてみんなからうざがられている。

私は昔から犬が好きだった。
実家でもずっと犬を飼っていたが、田舎ではまだ「家の中で犬を飼う」事は珍しいことだった。
もちろん家も外で飼っていた。シャンディーと出逢った時、世の中では、あるCMのチワワが有名になっていた頃だったろうか。ペットショップでは人気犬種が揃い、ペットと入れるカフェやペットの洋服専門店、フードやケーキ店など、「ペットブーム」なんて言葉があるが、ある種、犬を飼うことはまるでファッションの一部になっていたように思う。私も正直そんなことに憧れて、自分の物欲を満たす「道具」にしてしまった時期もあると思う。今思えば恥ずかしい。しかし、共に生活する中で「いのち」の重みを感じ、彼女たちの本来あるべき姿、必要な食事、必要な環境など学ぶことを始めた。一番忘れてはならないことは、犬は人間とは異なる生命体で、しかし我々と同じように生きているということ。

今この日本ではペットの環境ばかりでなく自分たちの食の安全までも崩壊し、人間のモラルが問われる世の中。言葉が話せない、人間に頼りきって生きている彼らはそんな人間の身勝手で無責任な行動の被害者とも言える。今から新しく家族を考えるヒトには、一時的な感情ではなく、一度迎えたら生涯手放さない、などという最低限のルールと今の彼らの置かれている現実を知ってほしい。

みいさん、あなたの名前には「心」という字を使った。
心≒いのちという想いも含めた。あなたにはこの世に存在するすべての命を差別するような人間にはなってほしくない。あなたなら、今後様々な場面で「いのち」と向き合わなければならないとき、きっと乗り越えてくれると信じている。

そしてシッポのある私の娘たち。
あなたたちの生涯は私たちよりずっと短い。受け入れているようで、まだ考えたくはない。私のエゴであるけれど、少しでも長く一緒にいたいと願う。あなたたちが生きていることには意味があり、価値がある。

最後に・・・
この世に生命を受けた犬をはじめ多くの動物たちが、素敵な飼い主の下で彼らの生涯を全うできますように。
いぬの写真



text by H.T

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