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  命の尊さ

なんぐん薬局より


酒井さんに「濱田さん、次コラムで!書いとって」と言われた時、ドキ~!文章を書くのが苦手な私にとってすごい瞬間でした。何を書こう…波乗り?子育て?愛犬?介護?いろいろと頭の中をめぐりましたが、やっぱり今の私にはこれかな?!と。リアルな内容ですが読んでください。


 私の主人は2年前からガンと闘っております。1年前には転移も見つかり、宇和島の病院から松山の病院へ転院しました。ちょうどその頃私達夫婦共通の友達で、奥様のIちゃんも同じ病気により同じ病院で治療を受けておりました。

 

 主人は通院治療でよいのですが、Iちゃんは2週間入院+2週間自宅療養という方法でした。Iちゃんは保育士さんで子供は中3の女の子と中1の男の子がおり、いつも会うと笑顔で素敵な女性でした。Iちゃんは副作用が少なかったので主人と私は通院の際にもお見舞いに行きやすく、3人で笑ったり、時には泣いたりした日もありました。

 今年の春先、Iちゃんの容体がおもわしくないと聞き、現実を知るのが怖くお見舞いに行く事をさけておりました。4月の終わり、主人の通院にたまたま私もついて行き偶然Iちゃんのご主人と子供さんに会いIちゃんの容体があまり良くないと聞き、主人の治療の間私はお見舞いに行って良いものか?Iちゃんに会うのが怖い…という思いもあり色々考えました。

 主人の治療が終わり、お見舞いに行く?どうする?!と2人で迷いながらも、会わないままで後悔するのはいやだったので2人でIちゃんのいる病棟に上がりました。もちろん面会謝絶、看護師さんに尋ね友達の許しももらえ、Iちゃんに会う事が出来ました。その時のIちゃんは家族に見守られ、がんばって痛みと闘かっておりました。私と主人にとってはこの状況が私達にもいつか訪れてしまうかもしれないという現実でした。

 それから1ヶ月後Iちゃんは帰らぬ人となりました。Iちゃんは弱音を吐くような人ではなかったのですが、最期に1つだけ高校生になる娘さんにお弁当を作ってあげたかったと言ったそうです。母親なら誰でも思うことです。


 私がIちゃんから教わったことは、1日1日を一生懸命生きなくてはいけないという事です。今の社会、何がおこるかわかりません。生きたくても生きられない。それが出来ない人も沢山います。


 うちの会社は子育て真っ直中のお母さんが多いと思いますが私もその一人です。忙しさともしも!と考えると今まで検診を怖くて受けられませんでした。今、私が倒れたら…という考えでしたが、まちがっていたことに気付き、今年は検診を受けました。皆さんも検診を是非受けて下さい!ガンは早期発見、早期治療で治る確率が高くなります。


 生きているということは素晴らしい事です。苦しい事もありますが、嬉しく楽しい事も多いです。私はこれからも主人を支え一緒にガンと闘って行きます。


text by K.H



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